20180715 ツアー初日 札幌公演。

7月15日 23時。
ツアー初日札幌公演が終わり、夕食を摂り終えてホテルでこれをしたためています。
セトリをきちんと書いているわけではありません。けれど山ほどネタバレをしています。
渋谷すばるきっかけで七人の関ジャニ∞に惚れた人間の独り言ですので、ツアーのネタバレNGの方などは自己判断でお進みください。


正直始まってみるまではどんな気持ちになるか全然わからなかった。
始まってみても感情はめちゃくちゃで、最初のメンバーの映像にすばるがいなかったことで、すばるがもういないんだということを強く強く感じて、涙が止まらなかった。
応答セヨから始まって、屋根の上で見上げた夜空〜のところがすばるの声じゃなくて、胸が痛くて痛くて、どうしてこの場にすばるがいないんだろうと思ったらまた涙が溢れた。

すばるの声で記憶されている歌が、別の人の声で聴こえてくる。嫌だ、いなくならないでほしい。
一曲目が終わったあとの亮ちゃんの挨拶で、この景色違和感あるよね。俺たちもあります。だけど、それはあの人がここにいた証ですって言ったときに、もうなんで泣いているのかわからないくらいに泣いた。
すばる、すばる。心の中で何度も呼んだ。

ライブが終わった今振り返ると、決別のライブだったように思う。
決別というか……七人だった関ジャニ∞をきちんと完結させて、六人の関ジャニ∞として歩き出す、決意のための最初の一歩で、その始まり。メッセージ性の強い曲が多く、大丈夫だよ、前を向いているよと言ってくれました。

すばるを思うと一瞬で涙がこぼれてきたけど、それでも関ジャニ∞を見ていたら楽しかったし、トークは面白くてすごく笑ったし、トロッコで近くに来てくれれば顔面偏差値が高すぎてきゃーきゃー騒いだ。
終わってみれば、これからのみんなになんの不安もなかった。

 

NOROSHIで亮ちゃんが「あら控えめなのねガールズ」をセクシーに、「手のひらが背に触れた」を力強く、鬼気迫って歌い上げてくれた。キングオブ男の突っ張っての部分は、他の誰かとにはならず、亮ちゃんがそのまま引き継いで、突っ張っての二人を永遠にしてくれた。錦戸亮があんなにも色っぽい表情をできるなんて知らなかったし、あんなにも迫力ある歌い方をしているのを見たことがなかった。
決して、決してすばるに甘えていたり遠慮していたわけではないんだと思うけど、それでもきっとすばるがいたら今日の亮ちゃんは引き出されなかったわけで。覚醒した。そんな表現が合うように感じた。覚悟を決めて、永遠がないと知りながらもなお永遠を願って走り続ける彼が、きっとこの先の関ジャニ∞を引っ張ってくれるんだろう。

丸ちゃんもへそ曲がりのド頭のパートや、他にも多くのすばるのパートを引き継いでいて、ベースを弾きながら歌う箇所も多くて、顔を歪めて力いっぱい歌う丸ちゃんには、きっと少なからず、尊敬してやまない自分の焦がれた大好きな人が歌ったパートを自分が歌うというプレッシャーもあったのだろう。今日という日がほんの少し怖かったと言ってくれた丸ちゃん。そんなことなかったね、そんなことを少しでも考えた自分が情けない、ごめんねと謝ってくれた丸ちゃん。またきっと一皮むける、そんな気がした。

すばるが最後に歌いたい歌として選んだHeavenly Psycho、ひなちゃんのボードソロから始まって、そこに横山くんのトランペットが入っていく。なくならない。すばると一緒に彼らが育てて、培ってきた音楽はなくならない。ズッコケですばるのパートをほとんどすべて引き継いで、楽器隊の間を動きながらかっこよく歌い上げる横山くん。すばるは男として一つの大きな決断をしました。僕たちは絶対すばるに負けませんって、ライブの中で初めてすばるの名前を出してくれた横山くん。ずーーーーーーっと、あの生放送のときからずっとMCとしてフラットなトークを貫いていた村上くん。今回もむっちゃんの彼はいなくて、村上信五であり続けたひなちゃんん。いつも以上に頼りになるお兄ちゃんたちでした。

BJで涙を目に溜めていた大倉くん。そのわけはわかるわけもないけれど、最後の七人の演奏ですら笑顔でやりきった彼の涙はとても綺麗で。Heavenly Psychoの「また登る太陽」のところ、オクターブ上のすばるのハモのところはだれにも引き継がず大倉くんのソロになっていて、寂しさが胸を打ったけれど、クロニクルの最後のハモを大切に取っておこうと思いました。どっしりを大きな樹みたいにしなやかでたくましい最年少。大倉くんの言葉にたくさん救われました。

今回は本当に大変だったやすくん。わたしはやすくんとすばる、通称やすばが本当に大好きで、音楽でつながったソウルメイト、運命共同体だと信じていたので、とにかくオモイダマの落ちサビとロマネの最後の亮ちゃんとのフェイクの掛け合いをやすくんが引き継いでくれたことが心底嬉しかった。彼が無事にこのステージに立てたことも嬉しくて、やすくんが「渋谷」と名前を出してくれたことも嬉しかった。生でわたし鏡を聴ける日が来るなんて思わなくて、赤い糸をバックに歌い上げるヤスくんを見て、あぁ、赤はいつでもヤスくんの中にもみんなの中にも流れてるね。今はなにより休養を。ステージに立ってくれてありがとう。また身体が万全になったら、しゃかりきに踊る姿も見せてください。

君がいなくても僕はきっと僕でいられると思う
君が僕にくれた言葉 忘れずに持っていくよ

まだすばるは、やっぱり消えることなんてない。
何を聞いてもすばるの歌を思い出してしまうし、ブルースハープの音がしないのが悲しくて仕方ないし、こんなに素敵なセトリなのに、こんなにみんながいいうた歌ってるのに、すばるはどこにいるのって何度も思った。そのたび涙が溢れたし、みんなの中にもすばるがいるのがありありとわかって切なくて寂しくて苦しかった。

だけど関ジャニ∞はやっぱり関ジャニ∞で、涙しか出なかったのに気がついたら笑っていて、最後の新曲披露ではみんなが強くて前を向いていて、かっこよすぎる新生関ジャニ∞に胸を打たれた。

大丈夫、きっと大丈夫。ハナからわたしたちが心配する余地なんてないけど、わたしたちが想像していたよりももっとずっと先を見て走っている彼らだからきっと大丈夫。

胸は痛いし涙も出るしまだ違和感はあるけど、全力で彼らを応援していけます。
あぁ、一つの結論が出せて本当に良かった。


WANIMAさんが作ってくれた新曲のサビ
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きっとずっと 辿り着くまで
もっともっと 遥か遠くへ
グッとグッと 涙堪えて
進むんじゃない 進めるんだぜ

もっともっと 夢じゃなくて
まだまだ 旅を続けよう
難しいことは後にして
始まるんじゃない 始めるんだぜ
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鼓舞するような言い聞かせるような背中を押すようなこの曲が、六人最初のシングルでよかった。


『また会えたら歌おう』


EightからEightへの、EightからEighterへの、Eightからすばるへの。

 

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